バナナトフィーとりんごのクーヘン(11月24日)

今年の11月は暖かい日が続いていますが、街にはもうクリスマスシーズンが始まっていますね。Sweets&Tableも今月からクリスマスツリーを飾りました。テーブルはイタリア製のファブリックで作ったゴールド&ブラックのクロスです。お花もおさえた色調にしてみました。

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今月は全クラス同じメニューです。というのも「バナナトフィー」と名付けたババロアのお菓子も「りんごのクーヘン」も今年作ったオリジナルのお菓子なのですが、とても気に入ってしまい、ぜひ今、教室の方々に味わっていただきたいと思ったからです。自画自賛で申し分けありません…(笑)

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当教室が目指しているのは、作る楽しさとおいしさを併せもったお菓子です。お菓子職人の方々の手による精緻なお菓子よりも作りやすく、簡単なお菓子よりももう少し手をかけて、さらにできればお菓子が生まれた背景などにも思いを馳せて…をモットーにしています。「バナナトフィー」「りんごのクーヘン」そして「キャラメル・イン・クッキー」はそんなお菓子です。
「バナナトフィー」はつぶしたバナナの果肉入りのキャラメルクリームで作るババロアです。底にはカカオ風味のビスキュイ・ジョコンドをひいています。ババロアの中には生のバナナかババロアを作るときに余ったバナナ入りキャラメルクリームを入れました。プリンカップで成型して表面にキャメルクリームを絞りました。仕上げのキャラメルクリームは皆さまに絞っていただきましたが、各クラスいろんな模様のバナナトフィーができました。

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「りんごのクーヘン」は1934年に出版されたドイツ菓子の本で見つけたレシピを参考にして作りました。底にミュルブ・タイクをしいて煮たりんごをのせ、ほんのりとスパイスの風味がする軽いバター生地を焼き込んだものです。焼きっぱなしのお菓子で、表面に粉砂糖をふることにしたのですが、これも各クラスによって仕上げも切り方もさまざま。同じお菓子でも、切り方で印象が変わります。

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「キャメル・イン・クッキー」は2枚のクッキー生地でキャラメルクリームを包んだもの。底は菊型で抜いてみました。教室では生地を寝かしておく時間がとれず、両端からクリームが染み出ているのもあります。不手際をお許し下さい。

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今月はティータイムの前にオニオングラタンスープを用意いたしました。ティータイムでは、『ヴェルサイユ宮殿』と『エルミタージュ宮殿』のインテリアを見比べてみました。ロココと新古典の違いがよくわかります。(三浦裕子)

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