苺いっぱいの3月クラス(3月25日)
我が家の裏庭のレモンが今年もたわわに実をつけています。すみれやラッパ水仙、クリスマスローズも花盛り、庭のはしっこにある桜も五分咲きです。3月は、ラベンダー色のクロスにリンドナーのすみれのカップ&ソーサーとお皿を使ったテーブルにしてみました。 1年目のクラスは卵白とメレンゲの話をしながら「ガトー・ショコラ」「パン・ビー」「テュイール」を作るというメニューなのですが、2年目は「苺のシャルロット」3年目は「春風」と名付けた苺のプチ・ガトー風。3年以上のクラスでは、「早春」と名付けた苺のムースとホワイトチョコクリームが渦巻き状に重なったプチ・ガトー風。一番長いクラスでは「やわらかいフレジエ」と苺づくしの3 jennifer nettles pokies月クラスです。 「苺のシャルロット」は表面にたっぷりと苺を飾って仕上げました。「春風」はやわらかいジェノワーズを敷いて生クリーム入りのカスタードと苺を詰め、生クリームで仕上げたものですが、かくし味に手製のラズベリージャムを使っています。「早春」は表面にハート型にぬいた若草色のビスキュイ生地を飾りました。ビスキュイは抹茶を使って若草色にしています。奈中には、苺とホワイトチョレートのムースとクリームを交互に絞っています。ふたつのクリームの食感をあわせると味の違いがきわだちます。 長いクラスで作った「やわらかいフレジエ」は、ジョコンドとディプローマートと苺という取り合わせ。ザマンド生地とクレーム・ムースリーヌで作る本格派のフレジエはもう以前したので、今回はアレンジです。ディプロマートを、ある程度固さがあってとろりんとした食感に仕上げるよう工夫しました。表面はごくごく少量の赤色粉でほんのりとピンクに染めたシャンティクリームをぬりました。3月らしいお菓子だと思います。
焼き菓子は、「抹茶とホワイトチョコレートのシフォンケーキ」、「生チョコのようなチーズケーキ」と名付けたベークドチーズケーキ「アーモンドの香りもバウムクーヘン」を作りました。「生チョコのようなチーズケーキ」は、チョコレートとカカオパウダー、ブランデーを効かせたチーズケーキでおもしろい味だと思います。バウムクーヘンはアーモンドペーストをたっぷりと使います。 クッキーは「ホワイトチョコチップクッキー」や「ブルーチーズとくるみを使ったクッキー・サレ」など。ホワイトチョコチップは焼くとキャラメルのような風味になります。ブルーチーズをたっぷりと入れて作る塩味のクッキーは私の好きなクッキーのひとつです。 一番長いクラスでは「新エクレア」を作りました。もちろん普通のエクレアはすでにしています。今回はいわゆるクッキー生地をのせて焼き、あえてクッキーの部分を下にして平たい底にカフェ風味のホワイトチョコガナッシュとガナッシュで仕上げたエクレアショコラ&カフェです。中に詰めたのは、このところ気に入っているクレムー・ショコラとカフェです。表面にアラザンを散らしてみましたが、これはちょっとやりすぎかも…。お口に入れると、いつものエクレアのおいしさにクッキー生地のザクザク感がプラスされ、ほんと、おいしいです。 皆様、心弾む春をお迎え下さい。(三浦裕子)