冬の楽しみ、チョコレートのお菓子(1月25日)
オミクロン株の感染が広がる中でしたが、マスク着用はもちろん、換気に気をつけて14日から24日まで1月のクラスをいたしました。
今月は溜塗のお膳と古伊万里なます皿を使った和風のテーブルです。オーバルのテーブルには、久しぶりに手織りのクロスをかけてみました。知人の原田二絵さんの作品です。ティーセットはポルトガルのヴィシタのもの、丸テーブルはボルドー色のモワレのクロスで、ティーセットは深川製磁です。
Aクラスのメニューは「オペラ風のチョコレートケーキ」「アーモンドのケーキ」「チョコレート・サラミ」
オペラの魅力は、チョコレートとコーヒーの組み合わせ。そこを大事にしてガナッシュで作ったチョコレートケーキです。
アーモンドのケーキは別立てのバターケーキなのですが、ローストしたアーモンドの粉をたっぷり使います。
チョコレートサラミは、今月全クラス共通のメニューです。溶かしたチョコレートにナッツやドライフルーツを混ぜて固めてサラミに見立てたお菓子です。
Bクラスのメニューは「バナナのズコット」「黒ごまのシフォンケーキ」「チョコレート・サラミ」
バナナのズコットの中には、カカオジェノワーズとバナナと生クリームを混ぜたものが入っています。一日にかせると、バナナがしっとりと馴染んでより美味しくなります。
黒ごまのシフォンケーキは、黒ごまはもちろん、ねりごまとごま油を使った、ごまの風味がぎゅと詰まったシフォンケーキです。
Cクラスのメニューは「ガトー・サンマルク・チョコレート&チーズ」「黒ごまのシフォンケーキ」「チョコレート・サラミ」
ガトー・サンマルクはオペラと並んで20世紀後半の代表的なフランス菓子ですが、近頃はあまりお菓子屋さんで見かけません。私はとても好きなお菓子で、2021年度は2回取り上げました。今回はバニラクリームの部分をチーズクリームに変えたバリエーションです。美味しいです!(自画自賛・笑)
全クラスで作ったチョコレートサラミですが、溶かしたチョコレートに少しクリームチーズを加えて柔らかさを出しています。中身はローストしたアーモンド、グラノーラ、マシュマロです。リボンをかければ、バレンタインのプレゼントに!
ティータイムの前には、にんじんのポタージュをご用意しました。
テーブルトークは、ハーバード大学の政治哲学の先生であるマイケル・サンデル氏の「テクノロジーの発達の方向性は私たちの望むものが決める」という言葉、そしてピアニスト反田恭平さんの音楽に対する考え方を紹介してみました。(三浦裕子)