深まる秋10月クラス(10月30日)
10月といえばハロウィンの飾りが街をいろどる頃ですが、今月のSweets&Tableは、ラベンダー色のクロスにすみれ模様の器をあわせてみました。\r\n\r\nこの器はドイツ製です。バロック、ロココ風の雰囲気と絵柄(私はすみれが大好きなので)に惹かれ、今年の春に注文し、夏に届いたものです。どこかなつかしさを感じる器と教室でも人気がありました。\r\n\r\n毎年1年目のクラスは10月にシュークリームとエクレアを作ります。カスタードクリームを2つに分けて、オレンジキュラソーを効かせたものと、シャンティクリームを混ぜたもの2種類のシュークリームと、チョコレートとコーヒー風味のエクレアの4種類を作ります。4つの味を召し上がっていただきたいので、どれも小さめに仕上げました。\r\n\r\n2年目のクラスは、栗のムースを詰めたタルト、エダムチーズを入れた大人向きのスフレチーズケーキ、アイスボックスクッキーというメニューです。\r\n今年の栗は甘くておいしい上に豊作です。おかげで美味しくできました。\r\n3年〜7年続いているクラスは、いちじくのシブーストを作りました。いちじくは以前と比べて収穫時期が長く、とよみつひめという味わいの濃い種類が出回っていることもあって、10月クラスのメニューに入れました。コテを使うカラメリゼが大変ですが、シブーストはお菓子好きなら目が輝く伝統菓子です。8年以上続いているクラスでは、そのシブーストをバナナとキャラメルという組み合わせで作りました。私自身、シブーストクリームの軽さとおいしさが好きなのです。\r\n\r\nまた10年以上続いているクラスでは、カプチーノをイメージしたプチ・ガトーを作りました。コーヒー風味のビスキュイ・ジョコンドにミルクチョコレートのクリームと濃厚なコーヒーババロアをあわせ、仕上げに泡立てた牛乳を飾ったものです。そして今月は特別に、3年目以上のすべてのクラスで米粉のミルクケーキを作りました。米粉でつくったジェノワーズに、自家製練乳とホワイトチョコレートのガナッシュをサンドしたものです。どこかなつかしいおやつのような焼き菓子ができました。クッキーはホワイトチョコレートを入りのさくさくしたサンドクッキーと、白味噌でつくったぼうろを作りました。(三浦裕子)