三浦裕子プロフィール

プロフィール

三浦裕子 プロフィール写真Sweets &Table 主宰
三浦裕子 菓子研究者・フードライター

1953年福岡市生まれ。

幼少より「赤毛のアン」「小公女」などの小説の中のお菓子に憧れていた。
小学生の頃はピアノを習っていたがあまり熱心ではなく、中学時代にフルートに出会って夢中になり高校入学後故・林リリ子先生に従事するも、その厳しさについていけず3回目のレッスンで挫折。
大学卒業後広告代理店でコピーライターとして働く傍ら、ウイーン菓子を学ぶ。
在職中に菓子メーカーの仕事をし、退社後も同社との縁が続き、新製品の開発やチョコレート専門店、アフタヌーンティーの店などのコーディネートを手がける。

またフランス料理、日本料理、茶の湯、テーブルセッティング、池坊の生花を学んでいたことで、ホテルのリネン選び、百貨店でのテーブルセッティング、料理書の編集などの依頼が増え、仕事の幅が広がる。
この間ウィーンを訪れ、製菓学校で故エドュアルト・マイヤー(Eduard Mayer)氏の研修を受ける。
1989~1992年 弓田亨氏にフランス菓子を学ぶ。
1993年より、お菓子教室Sweets&Tableを主宰。
1996~1997年 杉野英実氏にフランス菓子を学ぶ。
1997年『Sweets&Table ちいさなおもてなし』(海鳥社)出版。
2000年『音楽が聴こえてくるお菓子』(海鳥社)出版。
2001年 趣味のバレエ鑑賞が高じて応募した小論文が第11回日本ダンス評論賞に入賞。バレエだけでなく舞台芸術鑑賞にますます張り切る。
2006年『うれしいお菓子、せつないお菓子』(東京書籍)出版。
2011年 お菓子を学問として捉えたいと(蛮勇をふるい)、九州大学大学院比較社会文化学府に修士入学。2013年同学府修士課程卒業。修士論文の題目は「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテから見えるドイツ菓子・トルテの文化史的考察」。
2013年 九州大学大学院比較社会文化学府・博士課程入学、2019年同学府博士課程後期単位取得退学。

2021年1月に博士号(比較社会文化)取得。博士論文の題目は「バウムクーヘンの比較文化史的考察―15世紀のドイツから現代までのレシピの解読を中心にー」

2021年『スイート・スイート・クラシック 洋菓子をめぐる音楽史』(アルテスパブリッシング)出版

2022年『バウムクーヘンの文化史 パン・料理・菓子、越境する銘菓』(青弓社)出版
長年表千家の茶の湯に親しんでおり、和菓子への見識も深めたいと考えている。