塩味のパイとラタトゥイユのキッシュ(7月13日)
梅雨明け間近を感じさせる蝉の鳴き声が、日に日に元気になる福岡です。今月は2日から12日まで教室をしました。(お席の間隔を空けてのマスクティータイムも、皆さま、板についてきました)
今月は美しい蘭やお花が届きました!紫のブーケはフレッシュラベンダーです。
テーブルは麦わら編み風のランチョンマットを使いました。丸テーブルにはグリーン、オーバルテーブルにはブルー。器はポルトガルのお皿です。
お菓子のメニューはAクラスは「コーヒーグラッセ」「アンチョビの一口パイ」「明太の一口パイ」。BCクラスは「チョコレートゼリーとミントのムース」「ラタトゥイユのキッシュ」「ココナツロングサブレ」です。
Aクラスの「コーヒーグラッセ」は30年近く作り続けている冷菓です。内容はカカオ風味の生地をとい型に敷き詰め、コーヒー風味のパルフェを詰めて凍らせたお菓子。パルフェはラム酒で風味をつけています。いただく分だけ切り分けてお皿に。
夏は塩味のパイが嬉しい季節です。フードプロセッサーで手軽に作れるブリゼ生地で、塩味のパイを2種類作りました。三角形に切った生地にアンチョビをのせて巻き、クロワッサン風に仕上げたアンチョビの一口パイ。もう一つは、明太を巻き込んだ一口パイ。どちらもつい手が伸びる美味しさです。
B.Cクラスの「チョコレートゼリーとミントムース」は定番チョコレートとミントの組み合わせ。今年はチョコレートをゼリーにしてみました。ミントはミントティーを使った軽〜いムースです。(後半のクラスはフレッシュミントが足りず、飾れませんでした‥ごめんなさい)
「ラタトゥイユのキッシュ」のポイントはアパレイユの配合です。いつもより卵を多めに。チーズはグリュイエールを使いました。
「ココナツロングサブレ」はココナツの粉とココナツロングを使ったサクサクのサブレです。
今月はティータイムの前に、トマトのブルスケッタをご用意しました。
また、テーブルトークはこの夏注目株という「ギルトフリー・アイスクリーム」について考えました。ギルトフリーは「罪悪感なしに食べられる」という意味で、乳製品や砂糖を使っていないアイスクリームのことだとか。グルテンフリーのようにアレルギー体質の人向けの食品は必要ですが、罪悪感は感情のことですから解釈が難しいところ。いろんな切り口のお菓子が生まれてきています。(三浦裕子)