紫陽花のテーブル(6月22日)
梅雨入りは早かったものの、教室中(11日〜21日)雨は一休みの福岡でした。感染者数が下がっている今こそが、気を緩めてはいけない時。教室も少人数で換気をしつつ行いました。
今月は、祖母の代からお付き合いがある教室裏手のお宅のお庭に咲く紫陽花が、主役のテーブルです。
Aクラスのメニューは「レモンメレンゲパイ」「レモンのカトルカール」「アーモンドクッキー」。
レモンメレンゲパイはレモン風味のカスタードを詰めました。パイが湿らないようにイヴォワールをぬっています。
レモンのカトルカールは、冷やして美味しいように工夫した軽い焼き菓子です。レモン果汁を混ぜたシロップをたっぷり含ませます。
アーモンドクッキーは絞り出し生地にアーモンドをのせて焼いたもの。生地にもアーモンドパウダーを入れています。
Bクラスは「オレンジ入りのカーディナルシュニッテン」「デラウェアとブルーベリーのタルト」「ホワイトチョコ&オレンジチップクッキー」
オレンジ入りのカーディナルシュニッテンは、代表的なウィーン菓子の1つカーディナルシュニッテンのアレンジです。ヨーグルトクリームとオレンジの果実をサンドしました。
デラウェアとブルーベリーのタルトは、シュクレ生地にアーモンドクリームを広げてブルーベリーとデラウェアを散らして焼き込んだタルトです。デラウェアは火が通ると酸っぱくなります。そこがいい感じ!
ホワイトチョコ&オレンジチップクッキーは、ホワイトチョコとオレンジピールを入れたアメリカンクッキーです。けれどもこのレシピは要反省。この使い方ですと、オレンジピールの美味しさが生きてきません‥。
Cクラスは「ツィトローネンケーゼトルテ」「軽いキャロットケーキ」そして「ホワイトチョコ&オレンジチップクッキー」
ツィトローネンケーゼトルテはレモン風味のチーズトルテの意味です。レモン風味のチーズクリームをサンドしたトルテなのですが、このクリームのポイントは、レモン汁だけではなく、湯を使うこと。さっぱりとした軽やかなレモンチーズクリームができます。
今月のキャロットケーキは、植物油脂を使うアメリカンタイプではありません。アーモンドパウダーをたっぷりと入れた軽い食感に焼き上げました。
ティータイムの前には、冷たいカボチャのスープをご用意いたしました。
今月のテーブルトークは、生物学者の福岡伸一先生のコロナに対する考え方を取り上げてみました。用心しつつ、日々の暮らしは朗らかに。(三浦裕子)