レモンクリームとセイボリー2種(7月17日)
7月10日九州北部の大雨で被災された方にお見舞いを申し上げます。当教室は被害はありませんでしたが、交通機関が止まったため、10日のお菓子の歴史クラスは今月末に延期いたしました。
今月は7日から15日まで教室を行いました。オーバルのテーブルはプロヴァンス柄にポルトガルのヴィシタの大皿とカップ&ソーサー、丸テーブルは花柄の地紋様のサックスブルーのクロスにヴィシタの器を合わせました。お花はシンビジウムにモンステラ。本来なら、この花器の高さでは、モンステラは大きすぎて卓上には不向きなのですが…夏らしさを優先しました。
お菓子のメニューは「レモンカードクリームのプチ・ガトー」「塩味のスポンジ・カレー風味」「塩味のスポンジ・コーン&パプリカ」
「レモンカードクリームのプチ・ガトー」
英国のレモンカードはレモン汁、卵、砂糖、バターで作る保存食です。このレモンカードをバターなしで作り、後で生クリームを合わせてクリーム仕立てにしました。この爽やかな酸味のクリームに合わせたのはビスキュイ・ア・ラ・キュイエールです。
7月のクラスでは塩味のオードヴル的なお菓子(セイボリー)を作ることにしています。今年は、卵白を立てて加える軽いスポンジ仕立てのものを2種作りました。
「カレー風味」
カレー用にミックスされたスパイスを入れたタイプ。マッシュしたジャガイモ、グリーンアスパラガス、玉ねぎとベーコンを入れています。
「コーン&パプリカ」
コーン、パプリカ、ピーマン、玉ねぎ、ベーコンを入れました。
見た目では分かりませんが、それぞれ全く違う味わいです。焼きたてのほんわりしているところも美味しいですし、切り分けてオーブンで軽く焼き直して表面がカリッとしたところも美味しいです。
ティータイムの前にはもう定番となりました。トマトのブルスケッタを。
お菓子の歴史クラスは、大航海時代の「コロンブスの交換」について考えました。
今月のテーブルトークは「ラジオ体操」について。1928年に「国民保険体操」として始まったものが、紆余曲折があって「第2」ができて今のように整ったのは1952年とのこと。テレビ版で見本体操をする人の服装の変遷も時代を表しています。1、大きく動かす。2、呼吸をしながらする。3、動かしている筋肉に意識を向ける。この3点に気をつけると体操効果が倍増だそうです。(三浦裕子)