夏のデザートの会(8月26日)
当教室は8月は夏休みなのですが、今年は、8月24日と25日にデザートの会を3年ぶりに開催しました。
「オー・フィル・ド・ジュール」の吉開雄資シェフに作っていただくコース仕立てのデザートです。
イカ墨のフィユタージュの上にセルブーガのキャビアがのっているアペリティフで乾杯!
アミューズブーシェはパプリカの冷製スープの上に温かいコンソメのムースが。スプーンには色とりどりのガルにチュールが添えられています。
そして、こんがりローストされたパンドミーの上にのったサーモンのタルタル。サーモンはハーブでマリネして燻製されたもの。たっぷりの野菜とトリュフがふんわりと重ねられています。
そしていよいよ、アヴァンデセール。今年はライムのフレッシュライムのパルフェグラッセです。パルフェグラッセはオーソドックスな冷菓ですが、もちろん吉開シェフのものは一味違います。アイスクリームとは違うとろんとした口溶け。底と表面に蜂蜜の巣がのっています。お皿が運ばれてくると爽やかなライムの香りが…。
グランデセールは新栗のモンブラン(ガトー・ピレネー)。お菓子の定番モンブランが軽く、儚く、香りたかいデセールになりました!!メレンゲに栗のアイスクリーム、軽いシャンティに、トリュフ(!)、そして透けるほど薄いイボワールでそっとカバーされています。夢のようなお味です。
そして、果汁がと閉じ込められた小さな青リンゴとバジルのゼリー。スプーンごといただきます。最後に赤い薔薇の一口タルト。バラ水のゼリーが飾られた、お菓子好きの人なら誰でもわかるピエール・エルメのイスパハンへのオマージュです。
教室にもう一台テーブルを入れて整えた窮屈なお席となりましたが、皆様、吉開シェフのデザートに大満足。お菓子店のショーケースに並ぶお菓子とは違うデザートの魅力を堪能したひとときでした。
最後にくじ引きで当たった方に教室からのプレゼントが。
吉開シェフ、スタックの森さん、三苫さん、山本さん、狭い厨房で夢のようなデザートと作ってくださり、ありがとう存じました。また暑い中に参加してくださった皆様にもお礼を申し上げます。私は写真が下手で申し訳ありません…実際はもっと美しかったです。(三浦裕子)