苺のタルトと抹茶のローズクッキー（3月21日）
ヒヤシンス、ラッパ水仙、クリスマスローズ…Sweets&Tableの庭は、早春の香りが立ちこめています。
3月（11日〜18日）のメニューは苺のタルトと抹茶のローズクッキー。春到来のメニューです。
オーバルのテーブルには若草色と薄紫のグラデーションのクロスに、ミントグリーンの大倉陶園のティーセット。丸テーブルには、ペパーミントグリーンにオフホワイトのドッド刺繍が入ったクロスに、ベルナルドのコンスタンツ、どちらも早春をイメージしたテーブルです。
今月は全クラス同じメニュー、2種類の苺のタルトです。ひとつはパートシュクレにクレームダマンドを詰めて焼き、クレームディプロマットをのせて苺を飾ったタイプ。もう一つはパートシュクレにクレームフランジパーヌを詰めて焼き、クレームシャンティをのせて苺をのせたタイプです。クレームシャンティにはフランボワーズのピューレで風味をつけています。各クラスで苺の飾り方はいろいろ。それぞれ素敵に仕上がりました。
クレームフランジパーヌ入りのタルトは家庭ではなかなか作らないもの。けれどもクレームダマンドとはひと味違うしっとりとした食感も知っていただきたくて、今月は敢えて2種類同時に作ってみました。クラスで好みを聞いたところ、ダマンド派とフランジパーヌ派はほぼ半々。ただシャンティと苺、カスタードと苺の組み合わせの好みもあり、結果はどちらもおいしい！（笑）できたてのタルトのさくさくした食感、好きなクリームを会わせるなど、家庭で作るお菓子ならではの楽しみを実感したことでした。
クッキーは星口金でばらのように絞り出すローズクッキーです。早春の緑をイメージして、抹茶入りで作りました。抹茶を生地に混ぜ込んでしまうのではなく、あえてマーブル状に残るように仕上げてみました。抹茶を混ぜたホワイトチョコレートをサンドしています。
ティータイム前にはホワイトアスパラのボタージュを。（写真は今月も着物で出席して下さった、さつきさんです）そして今月はおまけに、チョコレートのタルトをご用意しました。今月のテーブルトークはクレームダマンド、クレームフランジパーヌなど、クレームの種類について話をしました。（三浦裕子）