2018年度スタートクラス(2月19日)
Sweets&Tableは2月が新学期です。2018年度も2月10日から17日まで、新しい体制でクラスをスタートしました。今年は入門のAクラスが二つできました。もちろん、長く続いているクラスも健在です。
2月のオーバル型のテーブルの器はミントンのハドンホール、ラウンド型はフィッチェンロイターのミラベルです。ハドンホールは、私が若かりし頃(笑)初めて買ってもらった洋食器。以来少しずつ買い足してセットで揃えた思い出の器です。ラウンド型のクロスはこれまた若かりし頃、ニューヨークで一目惚れしたファブリックで作ったものです。
教室期間中、福岡は雪が降りました。
今月のメニューはA-1クラスは「ヴィクトリアサンドウィッチケーキ」「アプリコットクランブル」「オーツビスケット」、A-2クラスは「ミルフィーユ」「ヴィクトリアサンドウィッチケーキ」「オーツビスケット」、BとCクラスは「チョコレートとオレンジ」「チョコレートムースケーキ」「クッキーオレンジ」です。
ヴィクトリアサンドウィッチケーキはイギリスの代表的なお菓子です。いわゆるパウンドケーキを薄く焼いてジャム(本国ではクローテッドクリームなども)をサンドする焼き菓子で、配合はごく基本的なものなのですが、食べ飽きないおいしさがあります。秘密は薄く焼くことと、仕上げに牛乳で柔らかさを調節することです。
アプリコットクランブルは、パウンドケーキに果物のコンポートとそぼろ状の生地をのせた焼き菓子。これもイギリスの家庭的なお菓子の一つです。
オーツビスケットは、オートミールを混ぜて焼くビスケットなのですが、今月はフルーツグラノーラに変えて焼いてみました。ほんの少し蜂蜜を加えます。
ミルフィーユは焼き方がポイントです。重しをのせて膨らまないようにして、芯まで火を通します。できたてのカスタードクリームをサンドしていただくお味は、最高です。上手に食べるコツはありません(笑)大きくお口を開けて、がぶりっと食べて、サクサクとろ〜りを満喫しましょう。お口のまわりを拭くことをお忘れなく。
B、Cクラスの「チョコレートとオレンジ」以前2段のクリームにしていたものを改良しました。チョコレートクリームの間にオレンジのクリームをサントします。間に挟んだカカオ風味のジョコンドには、カカオニブを散らしています。
チョコレートスフレケーキは、以前作って好評だったパン・オ・ショコラを味の濃厚さはそのままに、口あたりを軽くしました。バターの変わりに生クリームを使うのです。
クッキーオレンジは、フードプロセッサーにかけたオレンジピールをたっぷりと使いました。風味豊かなオレンジピールを使うことが決め手です。
今年もティーサンドウィッチをご用意しました。今月のテーブルトークは、今年のチョコレートの傾向について考えてみました。ビーントゥーバーも、カカオの産地の食べ比べもひと心地ついて、今年は「見た目の良さや楽しさ」に重きをおいているような感じがしました。中でも、小山進氏のたくあんのプラリネには驚きました。(三浦裕子)