春爛漫の4月クラス(4月24日)
4月は14日から23日までクラスをしました。庭にはシャクヤク、つつじ、アイリスが咲きそろい、まさに春爛漫の美しい季節。
テーブルも花柄のクロスを使いました。器はアイビー柄のノリタケのティーセットです。奥の丸テーブルには、ボーヴィレの若草色と水色の濃淡のクロスに大倉陶園のティーセットを合わせました。
お菓子のメニューはAクラスが「バナナシフォンケーキ」「ベークドチーズケーキ」「ブラウニー」。A-2クラスは「レモン風味のレアチーズケーキ」「ハート形のダックワーズ」「レモンスクエア」。そしてBCクラスは「アールグレイとミルクチョコレートのトルテ」「新・パン・ド・ジェーヌ」「ピンクの花びら」を作りました。
Aクラスはアメリカのお菓子で統一しました。シフォンケーキは第二次世界大戦後にロスアンゼルスで生まれたお菓子、ベークドチーズケーキは、マンハッタンに移住したユダヤの人々が広めたお菓子、無頼ニーはイギリスから伝わったお菓子です。どれも作りやすくて、おいしいお菓子です。
A-2クラスのレモン風味のレアチーズケーキは、レモン汁だけでなく、レモンカードを使います。ひと味違う酸味に仕上がるのですよ。
ダックワーズは大きな丸口金でハート形に絞り出して焼きました。クリームは、コーヒー風味とキャラメル風味です。
レモンスクエアは、ショートブレッドの上にレモンクリームを流して焼くクッキーです。アメリカの本でレシピを見つけました。四角に焼いて好みの形に切ります。
BCクラスのトルテは、アールグレイ風味のヴィーナーマッセとアールグレイ風味のミルクチョコレートガナッシュで作りました。もちろん底にはミュルべタイクを敷いています。このガナッシュはふんわりと軽いクリームなので、たっぷりとデコレーションします。例によってクラスで仕上がりはいろいろ。
新パン・ド・ジェーヌは、ブランデーにつけたプルーンを入れ、軽く新しい食感のものを作ってみました。
ピンクの花びらは苺パウダーを入れた焼きメレンゲです。ロート型に絞って花びらに見立てるつもりでしたが、こんな形もできました。
ティータイムの前には新玉ねぎと梅干しのスープをご用意しました。テーブルトークは明治時代の洋菓子の後編についてお話ししました。(三浦裕子)