お菓子の話、大学院、祝いの茶事(5月2日)
新緑が美しい頃ですね。GWをいかがお過ごしでしょうか。
私は昨年末から月に一回、フィニッシングスクール「インフィニ」でお茶とお菓子を楽しみながら、お菓子や食卓の歴史の話をするという講座をもたせていただいています。GW前には「フランス菓子の革新者」と題して、A・カレームの業績が今のフランス菓子にどのような影響を与えたかについて話すティータイムを過ごしました。
その翌日は、大学院で前期のゼミに出席しました。九州大学大学院はこの春から文系は新しい校舎に移りました。図書館も目下移転中です。もちろん先生方の研究室も大移動で、この春は大々的な引っ越しが行われました。立派な新校舎です。
今年のGW中の私の一番の楽しみは、料亭嵯峨野でのお茶事でした。このたび表千家のお家元から「風韻亭」という扁額をもらわれ、そのお披露目の茶事です。長くお稽古を共に重ねてきた嵯峨野の女将の慶事に、私も晴れやかな気持ちです。薫風吹き渡る中、和やかで華やかなひとときを過ごしました。(三浦裕子)