スフレ生地で栗のロールケーキ(9月20日)

彼岸花が涼風にゆれる頃となりました。
福岡は新型コロナの感染者数は激減していますが、緊急事態宣言中です。今月は少人数でクラスを行いました。
テーブルはベージュのジャガード織のクロスに、オリーブグリーンのプレート、ポルトガルのヴィシタのティーセットを合わせました。

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今月はA・B・C全クラスでスフレ生地を焼きました。バターで薄力粉を炒めて作るこの生地は手間はかかりますが、柔らかくふんわりとした食感はこの生地だけのものです。栗のクリームでロールケーキにしました。

お菓子のメニューはAクラスは「いちじくのパイ」「栗きんとんスフレロール」「和風のスノウボウル」

いちじくのパイは赤ワイン煮にしたいちじくを焼き込んだパイ。ブリゼ生地の底にカラメルを敷いています。当教室の人気のパイの一つです。

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栗きんとんスフレロールは、スフレ生地で栗きんとんクリームを巻いたケーキです。栗きんとんは市販のもの。中に入っている栗の甘露煮も粗く切って巻き込みます。

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クッキーは、スノウボールを和風にアレンジした今年の新作です。サクッ、ほろっとした食感で黒胡麻ときな粉の風味が広がります。美味しいレシピができたので、今月は全クラスでこのクッキーを作りました。

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Bクラスは「レ・ド・マリー」「和栗のスフレロール」「和風のスノウボウル」

レ・ド・マリーは赤ワインで煮たプルーンとヨーグルトクリームを詰めたタルトです。1982年出版の『キャンティの甘いお菓子・甘くないお菓子』で見つけたレシピをアレンジしたタルトで、これも当教室では人気のお菓子です。

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和栗にスフレロールは、栗を茹でて牛乳と砂糖で煮て作ったピューレを入れたクリームをスフレ生地で巻いたお菓子です。栗のピューレを作るのは手間がかかりますが、手間をかけた甲斐のあるおいしさです。(栗のピューレ入りでクリームが柔らかい‥お許しを)

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Cクラスは「バナナ&ラム風味のガトー・サンマルク」「和栗のスフレロール」「和風のスノウボウル」

ガトー・サンマルクはジョコンド生地にチョコレートクリームとバニラクリームを合わせたフランス菓子です。当教室ではオーソドックスなものも作るのですが、Cクラスはベテランのクラスなので、チョコレートクリームをバナナ風味にし、バニラクリームをラムで風味をつけたサンマルクにしてみました。

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今月はティータイムの前にごぼうのポタージュをご用意しました。そしてテーブルトークでは、今話題の斉藤幸平著『人新世の「資本主義」』で斉藤氏が提案している脱成長コミュニズムを取り上げました。今すぐにできることではありませんが、考えていかなければならないことです。

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お菓子の歴史クラスはAクラス「フランス革命後のお菓子」、Bクラス「A・カレーム後のフランス菓子の系譜」、Cクラス「黒い森のケーキとメルヘンオペラ・ヘンゼルとグレーテル」についてお話ししました。(三浦裕子)