こんなチョコレートケーキはいかがでしょう。(1月23日)
1月はチョコレートのお菓子を作りました。
ひとつはカカオの生地にサブレ生地を挟み、ガナッシュとコーヒー風味のバタークリームを合わせたケーキ。もう一つはバナナとチョコレートを合わせたフィナンシェです。どちらも見かけは地味ですが、ちょっと新しい美味しさです。
オーバルテーブルはゴールドの織りのクロスにポルトガルのヴィシタのコーヒーセットを合わせました。丸テーブルはヘレンドのヴィクトリアのティーセット。今月のお茶はマリアージュフレールの「龍」干支のお茶です。
名前はまだ未定のチョコレートとコーヒーのケーキ。生地の食感の違いとダブルクリームが美味しさの秘密です。
見かけはただの小型の焼き菓子。でも味わいはチョコレートにバナナが香る深い味わいのフィナンシェです。焼きたてと一日置いたものを食べ比べていただきました。
そしてもう一つ、ぱりんと割れるような昔風の固いビスケットも焼きました。
ティータイムの前には人参とパプリカのスープをご用意しました。今月のテーブルトークのテーマは「伝統菓子は製菓技術の蓄積」。伝統菓子には製菓技術の基本の集積です。今年のSweets&Tableは伝統菓子の手法を紹介しつつ、家庭で作るお菓子ならではの美味しさを考えていきたいと思います。
今月のお菓子の歴史クラスは「和菓子の歴史ダイジェスト」について話をしました。和菓子の歴史は専門ではないのですが、大枠で和菓子の歴史を考えてみました。3月から始まる「お菓子の歴史クラス24年度」の下準備でもあります。
最後になりましたが、能登半島地震の全容が明らかになるにつれ、厳しい現実にかける言葉をなくす思いです。謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。(三浦裕子)