フロッケンザーネトルテと玉ねぎのパイ(9月16日)
朝夕は涼風が吹き渡るものの昼間は酷暑が続く福岡の9月上旬。7日から14日まで教室をしました。
テーブルは古伊万里の膾皿に深川のデミタスを合わせました。
お菓子のメニューは「フロッケンカフェザーネトルテ」「ツヴィーベルクーヘン」(玉ねぎのパイ)「チュイールダマンド・カフェ」です。
フロッケンザーネトルテは代表的なドイツ菓子の一つ。薄く焼いたシュー生地を重ねたトルテです。今月はコーヒー風味で作りました。
ツヴィーベルクーヘンは玉ねぎのパイ。ドイツではパン生地で焼くことも多いようですが、パートブリゼに詰めて焼きました。見かけはいまいちですが、とろりとなるまで炒めた玉ねぎが美味しい!
まだまだ暑いので、クッキーは薄焼きのアーモンドのチュイールに。コーヒー風味で焼きました。
ティータイムの前にはラタトゥイユを少し。
お菓子の歴史クラスは「ティーケーキ」と呼ばれるお菓子について考えました。紅茶がイギリスで国民的飲料になった背景を丹念にみていくと、スコーンのイメージが変わります。
今月のテーブルトークは為末大氏著の『ぼくたちには「体育」がこう見える』を取り上げました。「からだと心」のバランスの取り方が難しい現代です。(三浦裕子)