チョコレートとコーヒーのお菓子・1月クラス(1月22日)
新しい年をいかがお過ごしでしたでしょうか。私は年末30日におせち料理を作り終えたあたりから風邪をひき、新年は暖かくして、大人しく過ごしました。お陰で1月5日には例年通りオープンクラスをして、1月のクラスも12日から21日まで無事終えることができました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
オーバルのテーブルには、ミントグリーンのクロスに銀のプレート、ヴィシタの赤絵のティーセットをあわせました。丸テーブルは、綾織りのグリーンのクロスにヴィシタのシノワズリー柄のティーセットを合わせています。どちらもちりめんのお膝掛けを添えました。
A-1クラスのメニューは「ガトー・モカ」コーヒー風味のバタークリームを使ったトルテです。パータ・ボンブを使うバタークリームのですが、皆さま、その美味しさに驚かれます。
そして「抹茶とホワイトチョコレートのシフォンケーキ」です。抹茶とホワイトチョコレートの相性の良さは、ご存知の通り。
A-2クラスは「オペラ風のチョコレートケーキ」を作りました。フランス菓子のオペラを家庭で作るならこのやり方で、と毎年クラスで紹介しているのが、オペラ風のチョコレートケーキです。ジョコンド生地にガナッシュ、コーヒー風味のバタークリームはそのままに、表面もガナッシュで仕上げています。もちろん、コーヒーシロップはたっぷりとしみ込ませています。
そして「アーモンドのケーキ」ローストしたアーモンドパウダーを使う焼き菓子です。表面にもたっぷりとスライスアーモンドを散らして焼きます。コーヒータイムにぴったりのお菓子です。
両クラスとも、クッキーは「シガレット」を作りました。シガレットクッキーは、ラングドシャの生地を棒に巻き付けてシガレット状に仕上げるクッキーなのですが、あっという間に固くなってしまうので、おしゃべりしながら作るとこんな仕上がりに…(笑)
BCクラスのメニューは「栗入りチョコレートタルト」今年の新作です。コーヒー風味のアーモンドクリームを焼き込んだタルトにガナッシュをあわせた大人のタルトです。仕上げはシャンティを絞るのですが、クラスによってサントノーレ型で絞ったり、星口金で絞ったり…。お正月らしく金箔を散らしました。
そして「レモンとホワイトチョコレートのシフォンケーキ」甘酸っぱくミルキーな美味しいシフォンができました。
クッキーはローストしたスライスアーモンドを入れたカカオ風味を。誰もが好きな美味しさです。スライスアーモンドをよくから焼きしておくのが、ポイントです。
今月は、ティータイムの前に人参のポタージュをご用意しました。テーブルトークは、ポスト・スイーツブームのゆくえについて考えてみました。昨年11月に東京丸の内にオープンしたピエール・エルメのお店は、いろんな意味で注目の的です。
2019年度もお菓子を通じて豊かな暮らしを考えて行きたいと思います。皆さまにとって本年が良い年となりますよう。(三浦裕子)