4月のクラスは庭のレモンが活躍しました(4月23日)

4月のSweets&Tableが始まる前の5日の日曜、裏庭のレモンを収穫しました。特に何の手入れもしないのに、毎年たちきれるようなレモンを実らせてくれる木が健気でいとおしく感じます。今年の教室中(4月10日〜20日)は、春というより初夏の陽気でした。教室の前の庭は、みるみるツツジが咲き始め、今や満開です。自宅横には、カラーも咲きました。そこで今月のテーブルは予定していたピンクの花柄を変更し、プロヴァンス風にしました。\r\n\"\"\"\"\"\"\r\n 1年目のクラスの4月は毎年アメリカのお菓子がテーマです。「バナナのシフォンケーキ」、ニューヨーク風のリッチな味わいの「ベークドチーズケーキ」、ナッツやドライフルーツ、キャラメルを入れる「ブラウニー」を作りました。2年目のクラスは庭のレモンで「レモンカード」を作り、酸味を効かせたコクのある「レアチーズケーキ」を作りました。クッキーはアメリカの本で見つけてもう20年近く作り続けている「レモンスクエア」です。もちろん庭のレモンの皮と果汁をたっぷり入れて酸味の効いた味に仕上げます。2年目のクラスの焼き菓子は「ダックワーズ」。定番の楕円型ではなく、丸口金で絞ってハート型や渦巻きなどに仕上げました。\r\n\"\"\"\"\"\"\"\"\r\n 3年目以上のクラスはこのところ人気がでてきたマシュマロを使ったプチ・ガトーです。底にレモン風味のビスキュイ・ジョコンドを敷き、レモンカードとホワイトチョコレートのクリームをのせてレモン汁で作ったマシュマロをのせて仕上げた「レモンとホワイトチョコのマシュマロクリーム」。スプーンで下のクリームごとすくってマシュマロをいただくと、とろりとふんわりがいっしょになってお口の中でとろけます。これは4年ほど前にに作ったオリジナルのお菓子です。焼き菓子は「チーズサンドケーキ」クリームチーズのバターケーキなのですが、コーンスターチを使い独特の口溶けに仕上げました。他にチーズを入れたミルキーなマシュマロやパッションフルーツの風味を加えた初夏向きのクッキーも作りました。マシュマロはイタリアンメレンゲで作ると、ふんわりとした思わずほほえみたくなるお菓子になります。\r\n\"\"\"\"\"\"\r\n 8年以上続いているクラスでは、カカオ風味のダックワーズにホワイトチョコレートとミルクチョコレートをあわせた「ラズベリー風味のホワイト&ミルクチョコレートトルテ」を作りました。底にカカオのビスケット生地を敷いて味に奥行きをだしています。もう一つの永いクラスでは「苺の白いトルテ」を作りました。見た目はシャンティイクリームに覆われた真っ白なケーキなのですが、実は苺とチーズの組み合わせを楽しむトルテです。生地はクリームチーズを入れたビスキュイ、クリームはヨーグルトクリーム、味のアクセントにナッツとロイヤルティーヌのサクサクとした生地を入れています。焼き菓子は「しっとりとしたキャロットケーキ」。人参を100g使ってふんわりと焼き上げました。人参は京都有次の銅おろし金をおろすと、汁気が出ずにふんわりとした状態になります。少々値ははりますが、ぜひお使いください。クッキーは「ケーゼキプフェルン」。ウィーンのクッキーバニーレキプフェルンをチーズでアレンジしてみました。甘さとチーズの塩っぱさが混じったおいしいクッキーができました。風薫る季節の中で、お茶とお菓子を楽しむ時間は格別です。(三浦裕子)\r\n\"\"\"\"\"\"\"\"\"\"\"\"