夏、到来!7月クラス(7月22日)

 
 我が家では、今年は7月14日に初めてセミの鳴き声が聴こえました。そして7月の教室中17日に梅雨開け。今年も夏がやってきました。今月のテーブルクロスは、若草色に紺の横糸が織り込まれたインド綿。数年前にコンランショップで求めたものです。これに麦わらのプレイスマットを敷いて、ポルトガルのヴィシタの器をあわせました。お花はモンステラと蘭、サニワタリです。(今月はテーブル全体の写真を撮り忘れてしまいました)
 夏のお菓子といえばまず冷菓。1年目のクラスでは毎年、「ブランマンジェ」を作ってお菓子を作る時の温度管理をしっかり確認します。そしてレモンを効かせた甘酸っぱいクリームをサンドする「レモンクリームケーキ」。これはおひとりづつご自分の分を仕上げしていただくのですが、写真をごらん下さい。それぞれに工夫のある仕上げで、楽しいですね。1年目のクラスは塩味のクッキー「チーズスティック」を作りました。

 2年目のクラスは、トイ型で作る冷菓「コーヒーグラッセ」とスパイス入りのソースが決め手の「グレープフルーツのゼリー」です。そしてもうひとつはフードプロセッサーで作る簡単なパート・ブリゼを使って「アンチョビパイ」「メンタイパイ」を作りました。どちらも一口で食べられるサイズです。
 3年目のクラスは「ブルーベリーチーズケーキ」。ベイクドチーズケーキに上にブルーベリーの果汁入りのチーズババロアをのせた私の好きなケーキのひとつです。3年目以上のクラスのメニューは「トロピカルムース」「オレンジとココナツのフィナンシェ」「花えび入り薄焼きビスケット」。「トロピカルムース」はマンゴとパッションフルーツを混ぜたムースにゼリーとダックワーズ生地をあわせたプチ・ガトー仕上げ。マンゴのまろやかな甘さをパッションの酸味がひきたてるおすすめの夏のお菓子です。「オレンジとココナツのフィナンシェ」も夏におすすめの焼き菓子。オレンジの風味とココナツがとてもあうのです。花えび入りのビスケットは、花えびをたっぷり入れて磯の香りのする塩味塩味に仕上げました。
 土曜日午後のながいクラスでは「バナナとミルクチョコレートのムース」を作りました。バナナのピューレを入れたミルクチョレートのムース。軽い味わいです。仕上げのシャンティクリームをみんなで絞ったら、こんなふうになりました。


 一番ながく続いているクラスのメニューは「ふたつのクリームにはさまれた桃』「新・パッションフルーツの焼き菓子」「軽いヌガー」です。「ふたつのクリームにはさまれた桃」はミルクチョコレートクリームとシブーストクリームで桃のコンポートをはさんだお菓子です。味も淡くやわらかい桃に軽いふたつのクリームをあわせ、ローズマリーをちらしたジョコンド生地を敷いています。表面に焼きコテをあてたのですが、コテの温度の上がり方が足りなくて、うまくキャラメリゼできませんでした。ごめんなさい。でもお味は良し!です。「新・パッションフルーツの焼き菓子」は暑い時にもぴったりの軽い焼き菓子です。パッションの種と、果汁で溶いたグラスで仕上げました。「軽いヌガー」はペクチンを入れてカリッと仕上げたヌガーです。

 Sweets&Tableは8月はお休みです。みなさま、お健やかな夏をお過ごし下さい。(三浦裕子)
土曜日午後クラスの方のおみやげボックスです。