『天井桟敷の人々』を観ました

 

 

 

 

 

先週末、東京文化会館でパリ・オペラ座バレエ団の『天井桟敷の人々』を観ました。残念ながら、この作品の原作である往年の名作映画「天井桟敷の人々」は観てはいません。けれども、バレエの作品として観ても、パリ・オペラ座らしい華やかで洗練された厚みのある舞台でした。
ヒロインのガランスはアニエス・ルテスチュ、美しいかったです。ステファン・ビュリオンは、どこか影のあるバチストを好演。ラスネールのバンジャマン・ペッシェが、さすがの存在感でした。幕間に、客席に『オテロ』のビラが舞い、ロビーで劇中劇のように『オテロ』が踊られ、ガランスは客席に折り…などなど、振り付けのジョゼ・マルティネスが語るように「観客が舞台に参加していると感じられる瞬間」を共有する工夫がちりばめられています。パリ・オペラ座の魅力を大いに堪能しました。

翌日は東京で会社務めをしている姪と大学生の甥を誘って、話題のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」に行きました。どことなくストイックな雰囲気のあるお店ですね。どのパンも芳ばしい香りとかむほどに豊かな味わいが広がるおいしさでした。その後おいしいお菓子も食べたいねぇ、ということで、久しぶりに「オーボン・ビュータン」へ。オペラやミルフィーユなどのなつかしい味に満足し、さらに足をのばして青山の根津美術館へ。私はここの3階にある、季節ごとに変わるお茶道具の取り合わせを観るのが好きなのです。建築科の学生である甥は、隈研吾氏設計のこの美術館をすみずみまで興味しんしんで見ていました。夕食は麹町の「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」で陽気で、おいしいイタリアンを楽しみました。久しぶりに姪と甥3人で、心ゆくまでおしゃべりしました。

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今年も甘夏がたくさん届きました。今年は特においしいような気がします。ママレードをたくさん作りました。(三浦裕子)