爽やかムースとベリーのマフィン(7月11日)
7月はいつもより少し早め、8日から11日まで教室をしました。教室の期間中福岡には台風が上陸し、豪雨がありました。幸い福岡市内は大きな影響はありませんでした。被災された方々に慎んでお見舞い申し上げます。
今月のテーブルは、ブルーにイエローのグラデーションのプリント柄クロスに、リムが卵色の大皿、スペインのガラス皿とジノリのベッキオホワイトのティーセットをあわせました。奥の丸テーブルはヴォービレのグリーンとブルーのプリントに、瑠璃色のガラス皿にスペインのガラス皿とフィッチェンロイターのミラベルをあわせました。
今月のメニューはAクラスが「グレープフルーツとヨーグルトのムース」BCクラスが「シトロンベール」、焼き菓子はすべてのクラスで「ブルーベリーのマフィン」と「ラズベリーのマフィン」です。そして今月はおまけとして、すべてのクラスでベーコンとオニオンのセイヴォリーマフィンをしました。
「グレープフルーツとヨーグルトのムース」は2年前に改良したお菓子です。ジョコンド生地にヨーグルトクリームとグレープフルーツのムースを重ね、間にグレープフルーツの果実を散らしたお菓子です。表面はレモンカードで線書きをしました。グレープフルーツ独特のほろ苦さが効いた大人のムースです。
「シトロンベール」はレモンの果汁と皮をふんだんに使った軽〜いムースです。レモンの切れのある酸味が口の中を駆け巡ります。軽いジョコンド生地にレモンのムース、かくし味にレモンカードというシンプルな構成ですが、酸っぱさが好きな人には、こたえられない美味しさ。今年の新作ですが、私も大好きなお菓子の一つとなりました。
今月は全クラスでマフィンを2種類焼きました。バター、砂糖、卵、薄力粉、牛乳で作る基本的な配合にはラズベリーを入れて、サワークリームやアーモンドパウダーを加えたより味に深みがある配合にはブルーベリーを入れて焼きました。シンプルな配合も美味しい。ですが配合を帰るとこんなふうに美味しさが変わっていくというところを味わっていただきました。ラズベリーとブルーベリー分かりにくいですが、2種類のマフィンです。
そしてもう一つ、今月は塩味のマフィンを焼いてみました。ソテーした厚切りのベーコンと玉ねぎを入れ、グリュイエールチーズをのせて焼いた製ヴォリーマフィンです。今月はトマトのブルスケッタとともに、ティータイムの前に召し上がっていただきました。
冒頭にも書きましたように、教室の期間中福岡は台風が上陸し、豪雨がありました。お菓子を作ってティータイムを楽しみという、贅沢なひとときを皆様とご一緒できる幸せを、有り難いことと噛みしめています。(三浦裕子)