テーブルは、ポルトガル製のピンクのクロスにリンドナーのすみれ模様

7年つきあってくれたPCの具合がよくなく、ついに買い替えました。その前後があわただしく、2ヶ月間HPを更新することができませんでした。けれどもSweets&Tableは、4月も春を満喫する楽しいクラスをいたしました。

テーブルは、ポルトガル製のピンクのクロスにリンドナーのすみれ模様のティーセットをあわせました。ティータイムの前におだししたのは、「新玉葱のポタージュ」です。

2年目のクラスのメニューは、レモンカードを使った「レモン風味のレアチーズケーキ」。レモンカードはイギリスの保存食でジャムのように使われるレモンクリームです。甘酸っぱいのこレアチーズケーキには、くるみ入りのビスキュイをあわせています。焼き菓子は「ハート型のダックワーズ」です。ダックワーズ生地を大きめの口金でハート型に絞りだして焼きます。カラメル風味とコーヒー風味のバタークリームをサンドしました。そしてもうひとつ「レモンスクエア」。これはアメリカの本から見つけたお菓子なのですが、今では教室の定番となりました。サブレ生地にレモングレイズをのせて焼くこのクッキーは私が好きなクッキーのひとつです。

3年目のクラスは「レモンのトルテ」「ふんわりとしたロールケーキ」「マシュマロ」です。レモントルテは私のオリジナル。ミュルべタイク(パート・シュクレ)の上にレモンクリームをはさんだスポンジをのせたものです。家庭で作るお菓子としておすすめのケーキです。ロールケーキは、ふんわりとした生地でシャンティクリームを巻いたプレインなもの。みんな大好きな味です。作り立てと2〜3日おいたものではおいしさがかわります。マシュマロは卵白できちんと作ると、ふわっとした食感が格別です。

 

 

4年目〜10年目のクラスは「アールグレイのケーキ」「新・スプリングロール」「ミルクティークッキー」を作りました。アールグレイのケーキはアールグレイでクレムーを作り、ジョコンド生地とあわせました。アールグレイの香りをつけたシャンティーで仕上げています。スピリングロールは2つの生地でつくるロールケーキです。中がグリーン外が卵色のものと、その反対のもの。ふたつの種類ができます。ひとつはシャンティークリームで仕上げ、もう片方は苺をつぶしていれたクリームで仕上げてみました。ミルクティークッキーは、アールグレイの茶葉入りのクッキーにイボワールのガナッシュをサンドしたものです。

10年以上続いているクラスのメニューは「蜂蜜風味のチーズケーキ」「くるみ入りコーヒーケーキ」「トマトのクッキー」。蜂蜜風味のチーズケーキはビスキュイ・ザマンドの生地の上に蜂蜜入りの濃厚なチーズクリームを流して焼いたもの。目下渡しのお気に入りのチーズケーキです。くるみ入りのコーヒーケーキはクグロフ型で焼きました。シナモンをかすかに効かせた大人のお菓子です、トマトのクッキーはトマト入りの塩味。つい手がのびるおいしさです。

一番長いクラスでは「レモンのシブースト風」を焼きました。レモンのコンフィを効かせたオリジナルのパイです。我が家のレモンはこの4月暮らすで使い切りました。今年もはち切れそうに充実した実をつけてくれたレモンの木に感謝です。クッキーは「ロシアン風クッキー」サブレ生地にアーモンドメレンゲを絞り出して焼き、ラズベリージャムを飾った甘酸っぱいクッキーです。

4月のクラスの間、我が家の庭はつつじが満開でした。(三浦裕子)