紫陽花のテーブル(6月19日)
6月は9日から18日まで教室をしました。今月のテーブルの主役は紫陽花です。薄紫のクロスにリンドナーのティーセットを会わせました。ナプキンは手製です。
お菓子のメニューはAクラスは「ズコット」「ビスコッティ・カフェ」「パンナコッタ」です。
BCクラスは「レモンメレンゲパイ」「さくらんぼのクーヘン」「チーズスティックパイ」です。
Aクラスのメニューのテーマはイタリアのドルチェです。ズコットはナッツなどを入れたクリームをスポンジ生地で被い、ドーム型に仕上げるトスカーナのお菓子です。中のクリームにはリコッタチーズを使うのがトスカーナ風なのですが、ここでは軽いフレッシュクリームにしています。カカオパウダーを帯状にかけて仕上げます。
ビスコッティはローフ状に成型して焼いた生地をスライスして、2度焼きする焼き菓子です。卵と粉に木の実やスパイスを混ぜて、固く焼き上げるのがイタリア風なのですが、ここでは、バターも入れてコーヒー風味にしてみました。
パンナコッタはもうおなじみのデザートですね。奮発して(笑)バニラビーンズをたっぷりと使いました。カラメルを敷いたプリンカップで作りました。
BCクラスで作ったレモンメレンゲパイは、昔作ったものの改良版です。パートブリゼにレモン風味のアーモンドクリームを焼き込んでいます。レモン風味のカスタードクリームにイタリアンメレンゲを絞り、ほんのり焼き色をつけました。懐かしい美味しさです。
さくらんぼのクーヘンは、ドイツ菓子風の焼き菓子です。ミュルベタイクの上にラズベリージャムをぬり、ダークチェリーを並べて生地をのせて焼きます。生地はスパイスで風味をつけました。焼いた翌日からが美味しいお菓子なのですが、電子レンジでほんのり温めるとまた、別の美味しさが生まれるお菓子です。
チーズスティックパイは、レモンメレンゲパイの余り生地のパートブリゼで作った、塩味のパイです。こよりのようにねじって、仕上げました。パルメザンチーズとパプリカを使いました。長〜く焼いたり、10センチ強に焼いたり。
ティータイム前には、冷たいかぼちゃのスープをご用意しました。今月は、昭和元年から20年までの日本の洋菓子の歴史を振り返りってみました。(三浦裕子)