ショコラのデセール(5月25日)

昨年12月よりフィニッシングスクール「インフィニ」で「知的なお茶会」と題して、お菓子の歴史のお話をしながらのティータイムを6回開講させていただきました。

5月24日はその最終回。テーマはチョコレートです。16世紀の時代背景を紹介して、スペインがヨーロッパに持ち込んだカカオがヨーロッパに定着する過程を大急ぎでお話ししました。その後は、テーブルセットしたニューオータニの個室で「オー・フィル・ド・ジュール」の吉開シェフのデセールコースを頂きました。

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サマートリュフと無花果を添えたペリゴール産のフォアグラのテリーヌを頂いた後アヴァンデセールとして出てきたのは、カカオニブ入りの飴で作られたカカオの球体!中にはガテマラ産のショコラのムースが入っています。もちろん、ムースもただのムースではありません。

カカオ色のグラデーションは、シェフがショコラでお皿に描いたものです。

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グランデセールはチョコレートで作られたカカオの実!中からは柑橘系のムースやジュレ、ショコラのソルベなどがとろ〜り。お茶はラプサンスーチョンをあわせてみました。

最後の一口菓子が出てきた頃には、参加者全員満たされた笑顔!自然に吉開シェフへの拍手が起こりました。5月末にチョコレートでデザートコースを組み立てて下さい、という無理な依頼を、きちんと受けとめ、期待以上の内容を提供して下さった吉開シェフに心からお礼を申し上げます。贅沢な講座の締めくくりとなりました。そして参加してして下さった方々、本当にありがとう存じました。(三浦裕子)