苺を楽しむお菓子・3月クラス（3月24日）
3月は13日から23日までクラスをしました。新型コロナウィルスの流布で落ち着かない日々ですが、当教室は少人数のクラスですので、こまめな換気に気をつけて普段通りにおこいました。今月のテーブルはテーブルはグリーンとパープルの組み合わせです。
今月のメニューはAクラスは「パン・ビー」「ガトー・ショコラ」「チュイール・ダマンド」。作りやすいフランスの家庭的なお菓子です。
「パン・ビー」は簡単な別立て生地にカスタードクリームを挟んだだけという、おやつ風ケーキです。
ご存知「ガトー・ショコラ」は、35年間作り続けている私の好きな配合で焼きました。カカオプードルをたっぷり使うほろ苦タイプです。
「チュイール・ダマンド」はスライスアーモンド入りの薄焼きクッキーです。
Bクラスは「苺のトルテ」「ガトー・バスク・ショコラ」「チュイール・ダマンド・カカオ」です。
「苺のトルテ」は4年前に作った苺のショートケーキ。ミュルベタイクを敷き、カスタードクリームを挟みます。デコレーションにはキーウィも飾りました。
「ガトー・バスク・ショコラ」はチョコレート風味のカスタードを入れたガトー・バスクです。ラム酒をきかせています。
「チュイール・ダマンド・カカオ」はスライスアーモンド入りの薄焼きクッキーをカカオ風味で焼きました。写真うつりはパッとしませんが、お味はおいしい！
Cクラスは「苺のコンポートのプチ・ガトー」「春の山（抹茶とホワイトチョコレートのクグロフ）」「チュイール・ダマンド・カカオ」です。
フレッシュ感を残した苺のコンポートとバニラのババロアでプチガトーを作りました。生の苺とはまた違った楽しみ方です。
「春の山」は、山笑うと表現される春の山をイメージして作った焼き菓子です。抹茶生地とホワイトチョコレートの生地を2層に焼きました。
今月は新じゃが芋のポタージュに桜の塩漬けを浮かべたスープをご用意しました。
テーブルトークは動物学者島泰三先生の『ヒト、犬と出会う』の一節を引いて、今は目前の現実「うつらない、うつさない」に徹しましょうという、お菓子には関係ない話で盛り上がりました。また、今月からお菓子の歴史クラスがスタートしました。5年目を迎えるクラスもあり、私も学びながらテキストを作っています。（三浦裕子）