果物のお菓子を楽しむ(7月14日)
7月は4日から13日までの教室期間中、福岡はずっと雨が降り続きました。被害のニュースを聞く度に地球が大きく変動してきていることを痛感します。
今回の大雨で被災された方々にお見舞いを申し上げます。
新型コロナそして大雨に目を凝らしつつ、慎重にお菓子教室をいたしました。
オーバルのテーブルには、スカイブルーにイエローとオレンジ色の濃淡のアラベスク模様が入ったクロスをかけました。卵の黄身色のお皿にジノリのベッキオホワイトのティーセットを合わせて、卵黄色のナプキンとひまわりを飾ると明るい気分を誘うテーブルに。丸テーブルにはフレスコブルーのクロスにリモージュの天使のティーセットを合わせました。
Aクラスのメニューのテーマはイタリアのお菓子です。ナッツやチョコレートを入れたクリームを詰めた「ズコット」。そしてアーモンドとオレンジピールを入れた「ビスコッティ」。ちょっと塩を効かせて甘塩辛い味わいにしました。
「パンナコッタ」はプリン型に固めて、さくらんぼを飾りました。
Bクラスのメニューはブルーベリーチーズケーキとさくらんぼのクーヘン、そしてローズマリーのビスケット。
「ブルーベリーチーズケーキ」は久々の登場。ベークドチーズケーキの上にブルーベリーのピューレを入れたチーズクリームを合わせたお菓子です。小さく切ったり細長く切ったり。
「さくらんぼのクーヘン」はドイツ風の果物を入れた焼き菓子です。生地はカカオとスパイスで風味をつけた奥行きのある味わい。お皿に添えたローズマリーのビスケットはオリーブオイルを使っています。(写真を撮り忘れました‥)
Cクラスのメニューはパイナップルのプチ・ガトーとシナモンロールケーキ、そして夏のスペキュラウスです。
「パイナップルのプチガトー」はココナツ風味のビスキュイジョコンドにパイナップルのババロアとムースを合わせたお菓子です。パイナップルの果実とローズマリーを飾っています。
涼感のあるシナモンで風味をつけたシャンティクリームを巻いた「シナモンロールケーキ」。ふんわりと軽い生地はプレインなものとシナモンを効かせた生地と二種類作りました。
「スペキュラウス」はクリスマスの時期というイメージがありますが、レモンの皮とスパイスをほんのり効かせてザックリとした食感の固めのクッキーに焼き上げました。
ティータイムの前にはトマトのブルスケッタを。今は取り分けることせずに、一人づつご自分の分を盛り付けるというスタイルをとっています。
5年目を迎えた一番長いお菓子の歴史クラスでは、ロスチャイルド家を取り上げました。マスクを外して気兼ねなくおしゃべりできる日が早く来ますように。(三浦裕子)