秋の楽しみ・モンブランタルト(10月22)
日、一日と秋の深まりを感じる頃。今月は10月13日から21日までお菓子教室をしました。今月はハロウィンのテーブルです。オーバルは黒のモワレ、丸テーブルはパンプキンオレンジのクロス。ティーセットはアイビー模様のノリタケです。
お菓子のメニューは「モンブランタルト」「ハリネズミ」「カカオとココナッツのクッキー」
モンブランタルトは、パート・シュクレにアーモンドクリームを詰めて焼き、カスタードクリーム、シャンティクリームを重ねて栗クリームを絞り出した充実の一品。アーモンドクリームには栗の渋皮煮を散らしています。栗クリームは、茹でた栗を牛乳とグラニュー糖で柔らかく茹でて裏漉したもの。カカオパウダーで風味をつけています。
ハリネズミは本来、細切りアーモンドを生地に突き刺してチョコレートをかけて仕上げるケーキの名前ですが、まんべんなくかけるには、たくさんのパータグラッセ(コーティングチョコレート)が必要なので、家庭で作るのは少しハードルが高い…。ですのでここでは、ハリネズミはご覧の通り、富士山風の仕上げです。今月は中にラズベリージャムを入れました。
仕上げのパータ・グラッセは、クーポールのプルミエールとブランシュを使いました。
クッキーはココナッツとカカオの組み合わせ。ざっくりとした歯触りに仕上がります。
ティータイムの前には、きのこのコンソメをご用意しました。
歴史クラスのテーマは「19世紀初頭にフランスで盛んになった食を論じることについて」でした。
今月のテーブルトークは山口真一氏の「ネット世論はない」という論評を取り上げてみました。(三浦裕子)