ハロウィンタルトと栗のケーキ(10月14日)
木犀の香りが漂い始めた5日から12日まで、10月クラスをしました。
メニューは「ハロウィンタルト」「栗のブランデーケーキ」「かぼちゃクリームを挟んだカカオクッキー」です。
「ハロウィンタルト」はかぼちゃとチョコレートを組み合わせたタルトです。カカオ入りのパートシュクレにかぼちゃのフィリングを焼き込み、かぼちゃクリームと軽いチョコレートのクリームで仕上げます。
(例によってクラスによって仕上がりはさまざまです)
「栗のブランデーケーキ」はブランデーを含ませた軽いバターケーキに、薄くカスタードをぬって、栗のクリームを絞りました。栗のクリームは茹でた栗を牛乳と砂糖で煮て裏漉ししたもの。濃い茶色の方はカカオプードルをほんの少し加えたものです。(栗クリームの絞り方もクラスによってさまざま…)
「かぼちゃクリームを挟んだカカオクッキー」はカカオプードル入りのクッキー生地に、かぼちゃペーストを加えたバタークリームをサンドしたもの。(花形に抜いたのは、カカオ入りパート・シュクレのあまり生地です)
ティータイムの前にはきのこのスープをご用意しました。
歴史クラスのテーマは「19世紀後半のイタリアとドイツのお菓子事情」を取り上げました。イタリアは1861年、ドイツは1871年に国家として統一された両国は、お菓子と料理の統一も試みるのですが…。
今月のテーブルトークはこの夏に話題の映画「至福のレストラン 三つ星トロワグロ」と日清食品の「完全メシ」について。最上の料理の提供を追求するレストランと栄養バランスの取れた料理を手軽の提供することを目指す食品会社。どちらが優れているかという話ではなく、食のあり方を考えさせられる両極です。(三浦裕子)