バレエスプリーム(8月3日)
8月2日夜、アクロス福岡で行われた「バレエスプリーム」を観てきました。パリ・オペラ座バレエ団と英国ロイヤルバレエのスターダンサー達が競うバレエ公演です。
オペラ座はマチアス・エイマンが率いるチーム。夢見るような風情のミリアム・ウルド=ブラーム、可憐なレオノール・ボラックそして去年エトワールに昇格したばかりのジェルマン・ルーヴェ。それに目下注目のオニール・八菜とユーゴ・マルシャンというメンバーでオペラ座の洗練された優美なパフォーマンスを見せてくれました。特にマチアス・エイマンの少し間のある音の取り方は、何とも言えないオペラ座のエレガンスが感じられます。「マンフレッド」の舞台に立つエイマンの後ろ姿は神々しいばかり!その美しさに凝縮されたオペラ座の伝統を感じました。
ロイヤル側のチームリーダーはスティーヴン・マックレー。ヤーナ・サレンコと迫力ある「ラプソディ」を踊り、自らガーシュインの曲に振り付けたタップを披露して、会場を沸かせます。そして昨年プリンシパルに昇進した高田茜の「ジゼル」の2幕は素晴らしかったです。
論文と草取りに追われる私の夏休みの豪華なイヴェントでした。(三浦裕子)