木村成克氏をお迎えして・夏のお菓子の会(8月27日)

\"\"\"\"\r\n\"\"\"\"\r\nSweets&Tableでは毎年8月、お菓子職人の方を招いてお菓子をいただきながらお話を聞く会を開いています。家庭で作るお菓子とはまたひと味違う、プロのお菓子の醍醐味を味わいましょうという趣旨です。\r\n 今年も、東京世田谷の『ラ・ヴィエイユ・フランス』の木村成克氏に来ていただきました。お菓子のメニューは以下です。\r\n1.TART AUX CHAMPIGNONS(きのこのキッシュ)\r\n2.SORBET AUX MANGUES ET FRAMBOISES(お口直しのマンゴとフランボワーズのシャーベット)\r\n3.GLACE A LA CANNELLE ET COMPOTES DES FRUITS SECS(シナモンのアイスクリームとドライフルーツの赤ワイン)\r\n4.CAFE ET MIGNARDISE(コーヒーと一口菓子)\r\nおみやげとして マカロン\r\n\"\"\"\"\"\"\r\n『きのこのキッシュ』はジロール、アンズ茸などのイタリアのきのこが入った香り高いキッシュ。マンゴとフランボワーズは思わず「きゃーっ、おいしい!」と声がでるほど、濃厚なお味。次のシナモンのアイスクリームは、アプリコット、いちじく、フラムなどのドライフルーツをスパイスと赤ワインでコンポートにしたのもとあわせていただくと、より深い味わいになりました。最後に小さなマドレーヌをつまみながらコーヒーや紅茶をいただくと、気持ちもお腹も満足感でいっぱいでした。\r\n Sweets&Tableの夏のお菓子の会で木村シェフのお菓子をいただくのは、今年で6回目となります。足掛け7年のおつきあいの中で毎回趣向を凝らしたお菓子を作って下さり、熱のこもったお菓子についての考えを聞かせてくださるのですが、今回は今のお菓子の流れである「古典菓子の見直し」についてお話をしていただきました。\r\n「オリジナルのお菓子を作ることも大事ですが、エクレア、タルト、ミルフィーユ、サバランなどの定番のお菓子をおいしく作ることが私の基本です」という木村シェフのお話に、あらためて「技術」の大切さを思いました。新しいお菓子に驚くのも楽しいですが、よく知っている普通のお菓子がしみじみとおいしいことの方が喜びの余韻は長いような気がします。\r\n\"\"\"\"\r\n最後に、木村シェフのきちんとしたお顔のお写真がなくてごめんなさい。お菓子を味わうのにかまけていて、お写真を撮るのを忘れていました。反省…。(三浦裕子)