今年も16日から23日に本年度の新クラスをいたしました。

Sweets&Tableの新学期は2月です。今年も16日から23日に本年度の新クラスをいたしました。1994年の2月に、緊張の中で初めてお生徒さんをお迎えした時の気持ちを忘れないように、今年も教室に向かいたいと思います。

Sweets&Tableの一年目の最初のクラスのメニューはイギリスのお菓子です。

「ヴィクトリアサンドウィッチケーキ」「アプリコットクランブルケーキ」「オーツビスケット」の3品を作ります。どれも家庭で手軽に作ることができる、代表的なイギリスのお菓子です。
これらのお菓子を作りながら、バターケーキの構成、発酵バターについての説明などをいたします。また、出来上がったお菓子を召し上がっていただきながら、アフタヌーンティーについての話をいたしました。最初のメニューがイギリスのお菓子ということで、お生徒さんの一人が、キャサリン妃が婚約発表の時にお召しになっていたことで有名になったブルーのワンピースを着ていらっしゃいました。素敵に着こなしていらっしゃいましたよ。


3年目のクラスは基本的なお菓子から進んで、少し手の込んだお菓子や伝統のお菓子にアレンジを加えたものを作ります。
今月のメニューは「ヨーヨー」「マンディアン風ブラウニー」「コーヒー風味のオートミールクッキー」です。ヨーヨーは、ココナツ入りのダックワーズにミルクチョコレートのガナッシュとプルーンを挟んでシャンティクリームを絞ったもの。マンディアン風ブラウニーはくるみ入りのチョコレート生地にガナッシュとドライフルーツ、ナッツを飾ったものです。オートミールクッキーはコーヒーやシナモンなどで風味をつけたもので、クッキーのバリエーションのつけ方のヒントにしていただきたいと思っています。

4~5年目のクラスのメニューは「トロアショコラ」「軽いチョコレートけーき・ピラミッド型」「ブラックビスケット」です。
トロアショコラは、チョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートのクリームを重ねたお菓子。くるみをちらしたカカオ風味のジョコンド生地をあわせました。軽いチョコレートケーキ・ピラミッド型はふんわりと焼いたカカオスポンジに、軽いカカオ風味のシャンティクリームをぬってピラミッド型に成型しました。生地にはアールグレイ風味のシロップをうっています。ブラックビスケットはカカオ風味のビスケット生地に軽いバタークリームをサンドしたもの。チョコレートづくしの3品となりました。

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10年目以上続いているクラスではすべて今月は「春の野」「しっとりとしたパン・オ・ショコラ」「レーズン&クリームサンドビスケット」のメニューに統一しました。
毎年2月3月は苺を使った新しいお菓子を提案しています。今年のお菓子が「春の野」です。イメージは、うす桃色の生地と若草色の生地の間に卵色のディプロマートクリームと苺がのぞく春色のケーキです。春のイメージなので、生地は柔らかくクリームはとろりと仕上げたのですが、すると生地を4枚重ねると幅3センチ未満ではかっちりと立ってはくれません。テリーヌのようにしてねかせてみたのですが、やはり立てたい…。そこで一番長いクラスからの提案で、3層に仕上げることにしました。パン・オ・ショコラはほんの少しの粉を入れて蒸し焼きにしたチョコレートの焼き菓子です。しっとりとして口溶けが良く、目下私が一番気に入っているチョコレート菓子です。ビスケットは有名なレーズンウィッチのアレンジなのですが、ビスケット生地もクリームも軽く仕上げています。割れやすいのでお菓子店に並べられるビスケットではありませんが、出来立てのサクッ、ほろっとした触感は作り立てならではのおいしさ。家庭のお菓子の醍醐味ではないでしょうか

今月はアフタヌーンティーの話をするため、ティーサンドウィッチを用意いたしました。紅茶はテイラーズ・オブ・ハロゲイトのヨークシャーゴールドをミルクティーで。イギリスらしい味わいです。


庭に白梅、水仙、クリスマスローズが咲きそろいました。春はもうそこまで来ています。(三浦裕子)