みんなが好きな苺のショートケーキ(3月23日)
3月のSweets&Tableは今盛りの苺を使って、ショートケーキを作りました。テーブルはイタリア製のプリントのクロスにノリタケのアイビー柄のティーセットをあわせました。スポードのイタリアンブルーのポットにサボイホテルのスコーンカバーのついたティースタンドも飾りました。
今月のメニューはAクラスは「苺のショートケーキ」「マルグリット」「ストラスブール」。BクラスとCクラスは「苺のショートケーキ2016」「バナナケーキ・タタン風」「ストラスブルガリー」です。
Aクラスの「苺のショートケーキ」は苺と生クリームで仕上げる誰もが知っているお菓子です。誰もが知っているお菓子だけに、おいしさがはっきりとわかるお菓子でもあります。今月のポイントは、ふんわりと軟らかく、卵おいしさが口に広がる共立て生地を作ることです。いつものジェノワーズにひと工夫して、丁寧に作りました。作りたての苺のショートケーキが味わえるのは、お菓子作りの楽しみの一つ。あまおうと上質な生クリームで仕上げた苺のショートケーキに「やっぱり、おいしいね〜」と笑顔が広がりました。各クラスでデコレーションを変えてみました。選抜された(じゃんけんでです・笑)クラスの方によるデコレーションもあります。ご覧下さい。(福岡産のフレッシュイタリアンパセリをあしらっています)
焼き菓子は「マルグリット」です。ガーマレット型で焼くアーモンド風味のバターケーキです。粉砂糖で仕上げるのですが、振りかけ方で雰囲気が変わります。切り方によっては、ハート型のケーキにもなります。
B・Cクラスでは「苺のショートケーキ2016」を作りました。今年の新作の苺のショートケーキです。底にサクサクのクッキー生地を敷き、ラズベリージャムをぬって、軽い共立て生地の間には、生クリームとカスタードクリームをはさんだ、ドイツのトルテ風のケーキです。こちらは、生地やクリームの味わいに深みがあってちょっと凝った苺のケーキを楽しみたい人向けです。このタイプもデコレーションも各クラスで変えてみました。こちらも選抜されたクラスの方によるデコレーションもご覧下さい。
焼き菓子は「バナナケーキ・タタン風」です。これは今年の新作です。りんごのタルト・タタンをバナナで作ってみました。キャラメルを敷いた型にバナナを敷き詰めて焼き、底を上にしたのですが、キャラメライズされたバナナがまるでうなぎの蒲焼きのようと意外な反応…(笑)。けれども、一口食べれば納得の、キャメルの風味豊かなおいしいバナナケーキです。
クッキーは全クラス「ストラスブルガリー」を焼きました。シュプリッツというドイツ風の絞り出しクッキーのひとつです。アルザスの都市ストラスブールの頭文字Sに絞り出します。ジャムをサンドして仕上げたりもしますが、ここではチョコレートをコーティングしました。
今年度からティータイムのトピックには、テーブルセッテイングの話をすることにしています。Aクラスでは洋食器の話を、BCクラスではテーブルまわりの年代の様式について話をしました。ティータイムの前にはホワイトアスパラのスープ」をご用意しました。(三浦裕子)