4月の歴史クラス(4月19日)

熊本地震の余震は続いています。被災された方々に慎んでお見舞いを申し上げます。
4月も歴史クラスは、中世のお菓子をとりあげました。今月届いた高校の世界史の教科書であらためて中世の項を読み返すと、新しい発見がたくさんあります。お菓子には、その時代を精一杯生き抜いてきた人々の喜びや楽しみが込められているように感じます。
今月参考にしたのは1851年にマインツで出版された『新しい料理書』(Ein new Kochbuch)の復刻版です。この本は当時の王侯貴族から民衆にいたるまでのあらゆる階層の人々の食事のメニューが記されている貴重な資料です。私の博士論文のテーマ、バウムクーヘンの前身のお菓子の記述もあります。(三浦裕子)

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