バウムクーヘン博覧会(3月4日)

3月4日はバウムクーヘンの日です。1919年の3月4日に広島でドイツ人お菓子職人カール・ユーハイムが初めてバウムクーヘンを焼いたことにちなんで決められました。そして今年は2月27日から3月3 日まで、福岡の三越デパートでも「バウムクーヘン博覧会」なるものが開催されました。

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ドイツのバウムクーヘンの3大産地であるコットブス、ドレスデン、ザルツヴェーデルの紹介や、日本でのバウムクーヘンの歴史が分かりやすく説明され、バウムクーヘン焼成の体験コーナーもありました。もちろん、全国各地のバウムクーヘンの即売コーナーにはいろんなバウムクーヘンが勢揃い。

バウムクーヘンの歴史を研究している私にとっては、展示されていた1921年のバウムクーヘンオーブンの構造がとても興味深く、許可を取って写真を撮らせてもらいました。この催し物に会わせて来日していたお菓子職人フォルカー・グマイナー氏は、お菓子に対する郷土愛と国際感覚のバランス感覚がとれている人。彼の話からも、ドイツ菓子にとってのバウムクーヘンの存在の大きさを再確認しました。(三浦裕子)