夏の特別デザートの会(8月21日)
新型コロナの感染再拡大を考慮して、Sweets&Table恒例夏の特別デザートの会は、対面にならないようにお席をご用意するなどの対応をとり少人数で行いました。
桜坂の「オー・フィル・ド・ジュール」のオーナーシェフ吉開雄資氏をお招きして、お店に並ぶお菓子とはまた違うお菓子の世界「デザート」を作っていただくという贅沢な夏のひと時です。
今年も吉開シェフのファンタジックなデザートはまさに「眼福口福」。
コンソメのジュレの上に鰻の燻製、その上に山椒風味のムースがふんわりとかかっています。
「フォワグラ入りのパテが入ったピティヴィエ」パイにナイフを入れると、パテとサマートリュフの香りがふんわり広がります。
アヴァンデセールは「お皿にのったひと房のぶどう」葡萄色の球体からは巨峰のムースが溢れます。もちろんムースの間にはフレッシュの果肉が‥
グランデセールはシェフオリジナルのチョコレート「ベカールのパッションフラワー」
カカオ豆に見立てたチョコレートの中にはベカールのシャーベット、それを引き立てるフレッシュフルーツ、さらにさくさくした食感のカカオなどが詰まっています。
中から果汁と果肉が飛び出すお口直しの青リンゴのゼリーとラズベリーのマカロン。
お茶は新茶のニルギリを合わせました。今年のお土産は「モカドール」でした。
豪雨災害、コロナの感染拡大、猛暑と気持ちの沈むことの多い今年の夏ですが、作り手の熱意がこもった美味しさが体の隅々まで染み渡り、心に元気の火が灯った掛け替えのないひと時でした。吉開シェフとスタッフの方々に心よりお礼を申し上げます。(三浦裕子)