オペラ風のビュッシュ・ド・ノエル(12月13日)
12月のクリスマスクラスは2日から12日まで行いました。今年はオーバル、丸テーブル共に、スペイン製の布地で作った深いワインレッドのクロスに、30年以上使い続けているノリタケのクリスマスプレート、グリーンのナプキンをあわせたオーソドックスなテーブルです。
今年のクリスマスのお菓子はオペラ風のビュッシュ・ド・ノエルです。オペラ風、つまりジョコンド生地にコーヒー風味のバタークリームを塗ってチョコレートで仕上げたもの。もちろん生地にはたっぷりとコーヒーシロップを含ませています。
オペラ風なので、デコレーションは控えめ。庭の柊と「ノエル」の飾りと金粉で仕上げました。クリスマスクラスは一人一台ずつ仕上げるクラスです。各クラスの出来栄えをご覧ください。
ティータイムの前には当教室の定番「カニとカブのグラタン」「ジャコとマヨネーズのブルスケッタ」をご用意しました。紅茶はテイラーズのクリスマスティーです。もちろん当教室で30年作り続けているクリスマスのフルーツケーキもご用意しました。ティータイムの様子も少し…
お菓子の歴史クラスのテーマはAクラス「ロスチャイルド家・その2」Bクラス「アメリカのお菓子・フォスターとクッキー&ガーシュウィンとチーズケーキ」Cクラス「フィギュアスケートとお菓子」でした。
今月のテーブルトークは日清食品が今年発売した「完全メシ」について考えてみました。
新型コロナの感染が燻る中にヨーロッパで戦争が起こり、世界が揺れた2022年。お菓子を作り、お菓子を囲んで自由に話ができるひとときを持てる恵みに感謝しつつ、私たちにできることを考えつつ。(三浦裕子)
追伸・今月20日すぎに発売される拙著『バウムクーヘンの文化史』(青弓社)が一足早く届きました。